暖かくなりました

人混みが増えました

それでも時間は

動かせない様で

半透明

誰の影?

忘れないで

僕の影

世界は今日も僕を



見ないのだ



置いてかれたこの花は

僕の手に置かれたまま

独りぼっち

誰でもない僕と

春に終わる物語

春に始まるお話

どちらも持てない

あまりに重いから



思い出そうとしたんだ

でも心が痛くなる

思い出したくないんだ

痛すぎんだ

苦しいんだ

それでも前に歩いた

黄色い線外側へ

だけどそれも

許されないようだ



足が震えたんだ



渡せないよ

いないから

笑えないよ

居ないのに

行き場のない花束を君に

贈りたいよ

居ないけど

渡したい

「逢いたいから」

こんな弱い僕を

愛してくれたから



違う世界線で生きる

なんて事は出来ないな

この罪は

僕への罰なのか

「もういいんだ」と

風が言う

嗚咽が少し混じった

全てをまた初めからにしよう


飛び出した世界線の

最終電車が来たよ

遅れて走った

僕は笑ったんだ

ホームの隅

少女がいた

待ってた様に眠ってた

ただ「ごめんね」と言って

手を握った


「そんな人生で良いか」と

誰かが言い張ってても

それで良いんだ

これが僕だから

ここに置いた花束を

眠る君に贈るんだ

ようやく僕も

眠れるようだ



そうして僕は

生を止めた

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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最終電車、君に逢う為に、僕は逝く

の歌詞です。

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投稿日:2018/03/17 22:00:31

文字数:618文字

カテゴリ:歌詞

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