A
派手な振動で君の鼓膜は
きっとどこか壊れてしまった
私の声は届かない
君の耳にはもうずっと届かない
B
耳触りのいい
餌に
策に
無機物に、君は
パブロフの犬みたいに
涎を垂らすのさ
S
電子麻薬に侵された君の耳をどうやって千切ろうか
自慢の減らず口はもうとっくに弾切れなんだよ
こんな小さな箱庭で君は今日もそうやって泳ぐんだ
私に背中向けてさ、知らないようなふりしてるのさ
A’
嵩む(かさむ)原色で君の網膜は
きっとどこかイカれてしまった
私のことは見えないのに
君の眼はたしかに生きているのに
B
目の前で揺れる
餌に
策に
無機物に、君は
従順にも程がある
そらまた飛びついた
S
アトランダムに肥えきった君の眼をどうやって潰そうか
得意の暴力主義じゃ解決できそうにないんだ
こんな小さな箱庭で君は今日もそうやって逃げ回る
世界に背中向けてさ、世界を知ったような気になるのさ
C
君にとっては今じゃ何が
一番大切なのかは私にはわからない
君のためにずっと正しいことを
君のためにきっと正しいことを
してきたつもり、なんだよ
S’
電子麻薬に侵された君の耳をどうやって千切ろうか
自慢の減らず口はもうとっくに弾切れなんだよ
どうしろってんだよ!
アトランダムに肥えきった君の眼をどうやって潰そうか
得意の暴力主義じゃ解決できそうにないんだ
こんな小さな箱庭も君にとっては大海に等しいか
それじゃ仕方ないかな、さよなら、もう二度と会わないだろう
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