[1A]
なにも告げず消えたひとの　面影さがし
鞄につめて鍵をかけた　夢のあとさき

[1B]
窓にうつる街の灯り　夜想列車は
愛にゆられ愛に生きる　お伽草子よ

[1サビ]
離れがたしや　二輪草
よろずよまでも　ついてゆく
ああ　夜と霧
万世橋で逢いましょう


[2A]
ゆくえ知れず別れ選び　すぎて来たけど
胸に誓う人の名前は　あなた一人と

[2B]
吐息まじり曇り硝子　ロイド眼鏡の
黒い縁に指をかけて　なおす仕草よ

[2サビ]
たとえがたきは　二輪草
よろずよかけて　愛しぬく
ああ　花と散り
万世橋で巡り逢う

[3サビ]
離れがたしや　二輪草
よろずよまでも　愛しぬく
ああ　忘られぬ
万世橋で
万世橋で逢いましょう


＜備考＞
二輪草：
３～６月に咲く白い花。１本の茎から２本の花茎が伸びる。たまに１本や３本などもあるそうです。

万世橋：
秋葉原電気街の南端に位置し、神田駅へ向かう時に渡る橋。（Wikiより）
名前の響きが好きなのです。いつか行ってみたい♪

よろずよ：
万世橋が最初は「よろずよばし（萬世橋）」と命名されたとの由来から。

夜想列車：
想い出をいっぱい乗せて走る列車、的な。夜行列車とかけてます。

ロイド眼鏡：
・メガネのデザインの1つ。セルロイドで出来ているということと、アメリカの喜劇役者ハロルド・ロイドが劇中でかけていたことから、二つの意味を持って「ロイド眼鏡」という。（Wikiより）
・まるい眼鏡橋とかけています。


＜よみがな＞
[1A]
なにもつげず　きえたひとの　おもかげさがし
かばんにつめて　かぎをかけた　ゆめのあとさき

[1B]
まどにうつる　まちのあかり　やそおれっしゃわ
あいにゆられ　あいにいきる　おとぎぞうしね

[1サビ]
はなれがたしや　にりんそお
よろずよまでも　ついてゆく
ああ　よるときり
まんせいばしであいましょお


[2A]
ゆくえしれず　わかれえらび　すぎてきたけど
むねにちかう　ひとのなまえわ　あなたひとりと

[2B]
といきまじり　くもりがらす　ろいどめがねの
くろいふちに　ゆびをかけて　なおすしぐさよ

[2サビ]
たとえがたきは　にりんそお
よろずよまでも　あいしぬく
ああ　はなとちり
まんせいばしであいましょお

[3サビ]
はなれがたしや　にりんそお
よろずよまでも　あいしぬく
ああ　わすられぬ
まんせいばしで
まんせいばしであいましょお