今はもう 遠い昔になった
気怠い午後の片隅で
乾いた道路 浮かない顔で
長靴を履いて歩く人

黒雲はずっと涙を飲んで
吐き出す機会を伺ってる
それなら何で あの子の頬に
一筋の雫 伝うのだろう

うまく言えずに溜め込んでいる
そんな全てを 流せる雨を

ねぇ その俯く姿
堰を切るように 溢れ出す言の葉
できるかな?
「この僕が、これから雨を降らすよ」

届かなかった雨の唄
纏わりついた雲 恨んだ
“キミにはやっぱ無理だよ”って
晴れてしまう あぁ 行かないでよ

時が経っても まだ会えずとも
果たせなかった約束は消えない
祈るような音楽が 僕らを繫ぐんだ

関係ない顔をしてる 画面の向こうのあなたの
消したい過去さえも巻き込んで
笑い話に変える魔法
響け! ラララ

君みたいな 優しい雨が降る

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

petrichor

閲覧数:104

投稿日:2023/03/18 23:55:20

文字数:351文字

カテゴリ:歌詞

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