映る自分に手を伸ばした
揺れ動き波紋する水鏡
無意味な揺り篭が絡まる

空白から形作られた輪郭
奪われる悲しみと痛みが
己の愚かさで狂いそう

この地を這う祈りですら
揺るがない輪廻の連続が
背く事を許してくれない

懐疑的な思考は高望みで
自分の存在すら歪む事を
知らず知らずの内に解る

救えないモノの無念さが
有り触れた現象の罪悪が
無力感が偏に咎めるから


『感情論で根底を
覆せると思ってはいないかい?』


頭に響いた声が
僕の胸を貫いた


そうさ価値や意味を失おうと
救えないものは救えない
自尊心は脆弱でしかないの
その脆さは水に消えてく
砂上の楼閣のよう

見上げた彼方広がる空の下
差し込む光は
僕には眩し過ぎたんだ

いつも輝いた日が目障りで
報われない晴れない感情を
ずっと胸に抱えていたから

この暗い闇に溺れて
息もできないくらい
海に沈めて欲しくて

感情の箍が緩んでは
意味も分からない涙
黒い感情の渦に沈む

息が出来なくなるほど全て
壊して欲しい

この言葉が鋭利な刃
そっと瞼を降ろして
溶けてしまいたいよ








ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

【Gear which goes wrong】

狂う歯車

閲覧数:134

投稿日:2012/09/25 23:08:37

文字数:483文字

カテゴリ:歌詞

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