君はいつも上手く泳いで　皆の輪をくぐって渡る
頼まれたら空も飛べるし　不完全な願い叶える

秘密を詰めた箱の内側　指の先で傷を見つけた
気のせいだと君は言うけど　抑えてもヒビは広がった

駆け引きの白　reverse　板挟みの黒
意図はしがらみ　脆い首狙って絞める
苦しいって目が助け求めたはずだった
やっとつなげた枠の向こうに見た君は
違う顔で笑った

割れた後で嵌まりきれずに
似た者同士　重なることしか知らなくて喜劇
蹴った台詞　あの月を眠らせないで　二人分の失敗を飾った
寝返り　cordlessで何が絡むの
借り物の答えよりも握った欠片見せてほしい
「ここにあるよ」フェイントかけて投げられて　夜を滑り明け方に散っていく


君はいつも正しい場所で　無くしたもの探してるよね
ずっと続く非常階段　不安定な軽いステップ
飲み込まれたらどこに行けるの　わからなくて怖くなったり
引き寄せても遠くなるだけ　わかったよ　けど離せないよ

強くない君　equal　弱くない私
いともたやすく　謎を解ける気がしてた
頬で覚えた肩の下の骨の形
邪魔をするのはそんな小さすぎる記憶
もう笑えなくてもいいから

割れた後もくり返されて
粉々になった感情　鱗にしたなら冷血に
なれない君　隣にいたいってそれだけ　二人だから失敗でもいい
衝動まかせの行為　時には薬
逆撫での痛みに声あげて羽を直し合える
落下　砕けてさらけ出したらよく見えた　寄せ集めの振れやすい遺伝子

粒になって混ざれる日は
そこにあるの　信じてもいいよ
見過ごしてた同じ瑕疵は
忘れた頃　戻って眺める