君を待った
思い出
鼻に微か、潮風
夏が去った気がして
揺れる列車の窓に咲いている
行方も分からないで過ぎて思うだけ

気づけば私は小石
川底の蒼が頬を撫でる
流されて転がって
魚の呼吸に花を見る
ぱっと息を吐く
海は遥か
昔話くらい遠くにある

色になって
面影
肌逃すは波紋を乗せ
葉を流して船行く
手を振る顔を憶えていない
行方を見ているふりで
ただ振り向けないだけ

飛ぶ鳥、渡るは恋し
乾いても青が羽を染める
俯いてまた落ちて
逆さの地球に空を見る
ぱっと花が咲く
花が咲く夜空に観るほどに散る

おかえりとかじゃなくていいから
久しぶりだねとか
いや、何だろう
初めましてと言えないくらいの
違和感だけがほしい

気づけない私は小石
川底の蒼が頬を撫でる
流されて転がって
魚の呼吸に、今
はっと息を呑む
砂は静か
往く江の先はもう
近くにある
気づけばもうすぐ海に着く

春を待って
朧げ
雲は春日、流れて
風になった気がして
花に微か、潮風

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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花散(歌詞)

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投稿日:2026/02/27 21:48:13

文字数:428文字

カテゴリ:歌詞

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