最近臥せっても寂しい顔をしなくなったね
狭い部屋で描き続ける貴方でいいよ

それ腐ってもまだ口にできる物だから
そのまま捨てないでおいて

ね？

夢伝ってもなかなか会えなくなってしまった
暗い声で呟き続けるんだ

案外明後日は気付けばもうすぐ側にあったんだ
こんな日々の隙間こぼれ落ちた

そんな救済の文字じゃ表せない
醜い思想で絡まった

誰か僕の記憶を暴いてよ

　
亡霊になってもどうか
吐き切れないままの呪いのように
掻っ攫って虚しくっても
此処に居たんだ

離れ廃っても
あの日のまま僕ら子供のように　
いつかを胸に秘めてた
僕らはまた此処で掴んだ

閑散としていた街で一人佇んでいた
貴方に出会った時を思い出すんだ

僕はとうに忘れたくなってしまっていたようだ
きっとずっと忘れられないんだ

こんな色彩のない世界の中で
何を求めればいいのだろう
　
見失う前に僕の手を引いて

亡霊になってもどうか
許せない物は許せずにいて
灰になって枯れ腐っても

此処に居るんだ


彼方放っても必ずまたきっとあの日の前に
此処に戻ってくるから

首を掴んでよ
いつかの貴方がやっていたみたいに
そうすればきっともう一生隣に居られるから

早く塞いでもう
この世のもの全部ないことにしよ？

そんなことが出来たのなら

もう此処に居場所などないのに

僕はまた生きようとしたんだ