気泡の弾けた瞬間に、零した言葉は消えてしまった。
遠くで誰かが奏でるオルガン、どうりで目覚めがいいや。

ああほら、どこかが呼んでいる
リイロウリイロウ、朝だよ。

片足立ちで歩いてゆこう、絵空事だって試すよ。
泡沫はそこに存在しているだけでいいと、気づいてしまえば簡単で、君もだろう?
夢見の悪い夜でもいずれ、晴れて物語の底。
いつか泡と消える空蝉ならば、優しい棘も花束と眠る。

ああほら、誰かが奏でるオルガン。
どうりで目覚めがいいや。朝だよ。

深海だって歩いてゆこう、束の間の僕達だから。
ワタツミの夢は雪解けの音が煩くて、星の中のようだったこと、覚えている?
呼吸も忘れ歩いてゆこう、僕ら束の間の日々よ。
すべて一握りの幻ならば、この身は君の手のひらにあげる。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

オリオンテール

2013/6/11
ネイルさんが曲を提供してくださいました!水の抵抗を受けながらきらきらこぼれるような、素敵な楽曲は関連作品からどうぞ。

閲覧数:323

投稿日:2013/07/22 13:44:56

文字数:336文字

カテゴリ:歌詞

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