遠い目をして
アナタは呟いた
『多分誰も愛せない』
と。
言い返す言葉
見当たらなかった
言い返す想い
見当たらなかった
傷が深すぎて

邂逅は些細なきっかけだった
躊躇いもあった
掛け続ける言葉のやり取り
それだけでも嬉しくて

閉ざされた世界
広がる感覚に
怯えながらも
私は落ちていった


この廻り合い
奇跡と言うなら
きっと叶えたい
きっと伝えたい
凍てついた心が
溶けだすのが
解った
だから怖かった


拒絶と批判に苛まれ
苛立ちが心蝕み
閉ざされた世界が
壊れるのを
堪えていた
ただ 訳も解らず


そんなときに
アナタに出会った
何気ない会話だった
そしていつの間に
囚われた アナタに


閉ざされた世界から
飛び出したら
一体何が見えるだろう?


愛することに不慣れだから
伝わらない 想いが
言い訳だろうけど
それが 今の私


勇気を出して
全て認められるなら
誰もが皆 踏み出すだろう
人は皆 拒絶に怯えながらも
歩いていく
自分のために


赦しを乞うために
人を想うのでなく
世界を認めてほしくて
人を想うのだけ
閉ざされた世界が
壊れてしまう前に
ただ 想うだけ
名も無き想いに
名前をつけるなら
愛でもあり恋である
感ずる情と名付けたい

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい
  • オリジナルライセンス

感情

直接的なタイトルを拾ってきました。
そして、この詩から、作内での一人称が基本的に「私」になります。

感情という、答えがないこと、そして、恋愛ってなんだろうだったりと、考えることが多い詞になっています。

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投稿日:2015/01/17 22:55:45

文字数:539文字

カテゴリ:歌詞

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