a
夕焼け小焼け
歌うは童唄(わらべうた)
日暮れ鴉(からす)が
「早に」背を急かし
鳴いた

b
過ぎ行く面(おもて)に
「誰そ彼」
化物(けもの)が出るから
急ぎ足

s
紅に影が誘う
指差すは暗(くら)
神隠し
耳を塞ぎ聞こえぬように

鬼の列に隠れ
静か耳塞ぎ
戸の格子
閉じたのならもう見ぬように


a
陰る満月 
月光は遮られ
見える薄(すすき)は
風に身を任せ 
揺れる

b
分けいる葉音に
「誰そ彼」
風情に無勢よ
息をする

s
気づければ足を掴む
惑わすは影
神隠し
耳を塞ぎ聞こえぬように

雫流し零し
声をかき消すは
鬼の徴(しるし)
化物(けもの)の声返さぬように

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
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暮れ行く影に

鬼の子が人間の子を食べてその子になりすまし過ごしていると、その子が影になって身体を返してというお話です
いわゆる和風のドッペルゲンガーのようなイメージ

ちょっとだけですが言葉遊び
「誰そ彼」=黄昏
化物(けもの)=獣
暗=藏

閲覧数:174

投稿日:2013/12/15 23:12:11

文字数:297文字

カテゴリ:歌詞

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