なんでも無いような世界で
そっと 息をしている
雲間 汗ばんだ手で掴んだのは
ポケットの中 入れたまんま
降り注ぐ雨の中 僕は晴い(あおい)空が
恋しくなったんだ
ねぇ 明日世界が変わっていくなら
僕も変わってしまうかな それでも
蝉時雨 君と歩いたあの路は
忘れないでいたいな
教室の外 見える景色
反射した光が
揺れた碧 ラムネ瓶の底の様に
夢の中を映して見えた
夏風と共に時間が 流れるように
過ぎていく
ああ いつか夢から覚めていっても
僕らはまた逢えるかな 夏が
終わるのを止められずに 生きていても
いいですか
約束しよう 溢れ落ちた
夜空が明けていく
ねぇ 晴れた空はずっと変わらないように
星は今日も輝いてたんだ 僕は
ここでまた君と一緒に夏を過ごせる日を
待っているから
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