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繰り返した空 三伏の候 名出し指指され 炎天下
まぁ気にすることもないが でもそういう質でさ
君の声だけ聞こうと 耳を塞いで歩いても
響かない半透明 嫌に白飛びする視界しか
映せない
冷たいや 溺れたみたいな
青すぎた空を逆さに飛び越して
冷たいや 痛いくらいだ
月明かりが刺さるから
何もないと小さ...氷鏡
さまた。
なんでも無いような世界で
そっと 息をしている
雲間 汗ばんだ手で掴んだのは
ポケットの中 入れたまんま
降り注ぐ雨の中 僕は晴い(あおい)空が
恋しくなったんだ
ねぇ 明日世界が変わっていくなら
僕も変わってしまうかな それでも
蝉時雨 君と歩いたあの路は
忘れないでいたいな...快晴世界とラムネ色
さまた。
目を醒ますと 雑居ビルの
建ち並ぶ街の真中で
廃れた何時かの自分が
ナイフ持って 此方を観ていた
酷く頭痛がするんだ
赤と青のカプセル剤を呑み込んで
渇いた路で 傘を差したら
あんたの元へ 歩いて征こう
塀の上の 赤い猫が云う
「莫迦な真似はするンじゃないよ」...モノクロシティ
さまた。
再考を繰り返した記憶の中で
君は 其処に立ってる
曖昧で目を逸らした箱庭の中で
君が 其処に立ってる
落としただけで割れる様な
光折る結晶より
脆い僕だ ただの飾り物だ
だけど君は綺麗だと言って
優しく触れてくれた
心の色見えた そんな気がして...回送
さまた。
今日は雨が降りました。
ちょっと寒い日でした。
雨の日だけを書いた 僕のただの日記
お気に入りの傘を、
差して外に出ました。
曇った空がやけに、明るく見えました。
水を切る車の音 傘を打つ雨の音
足が進む度に 濡れる身体
僕が歩く音に ちょっと耳を澄まして
水の中で沈んだ街に問いかける...透明雨日記
さまた。