忘れられた部屋の 奥にひっそり
埃まみれの椅子の 上にラヂオ
聞いているのは 棚の上の 人形

翠の髪を撫でるのは すきま風だけ
静かに微笑む口と 硝子の大きな瞳 閉じる事の無い瞼は 白く光ってる

ラジオの曲は海の 向こうの音楽
切れては切れては 繰り返し永久に流れる
聞いているのは 棚の上の 人形

髪の色に合わせた 古いレェスのドレス
銀色の靴はくすんで 緑のリボンは灰色に 滑らかな頬と唇は あくまでもバラ色


ラジオも椅子も人形も この部屋の主を待っている
どんなに朽ちても忘れない 時がくるまで
最後に流した曲だけが いつまでも変わらずに
忘れられたとしても
私たちが待っている

忘れられた部屋の 奥にひっそり
埃まみれの椅子の 上にラヂオ
聞いているのは 窓辺にもたれた ひとがた(にんぎょう)

翠の髪を撫でるのは すきま風だけ
静かに微笑む口と 濁ってしまった瞳 閉じる事の無い瞼は 青ざめている

ラジオと椅子と人形と
(貴方のくれた人形と)  この部屋の主を待っていた
どんなに月日が過ぎようと 時が来るまで
最後に流した曲だけが いつまでも 変わらずに
私は今でも待っている
貴方のことを待っている

ラジオも椅子も人形も この部屋の主を待っている
どんなに朽ちても忘れない 時がくるまで
最後に流した曲だけが いつまでも変わらずに
忘れられたとしても
私たちが待っている

貴方の代わりに待っている

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

ラジオと椅子と人形と

単調に、不思議な雰囲気で、ミクを使って・・・と思ったらなぜこんな事になってしまったのか・・・

閲覧数:65

投稿日:2009/06/10 13:35:05

文字数:615文字

カテゴリ:歌詞

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