ファンファーレ

遠い街で誰かが鳴らした
始まりの音がこの胸の奥底響いて
鳴り止まなくなったんだ

通り過ぎて二度と会えないことも
大切なまま心にしまってしまってまって

花が咲いて はなればなれ
手をはなして 手をのばして
花はらはらって 散って舞って
鮮やかに見えた未来

あの街が鳴らした喧騒が
また胸に響いて愛しくなる
心の奥に突き刺さって痛いままだな
はぐれないようにと僕たちは
さよならを少し遠ざけてみる
零れ落ちそうなこの瞬間を
鳴らしていこう

色めいた記憶に沈んでた言葉
透明なまま見えなくなってしまってまって

降り止まないな 口ずさんで
ただラルラレラ 手をつないで
靴擦れのままでも僕たちは
色鮮やかな街を往く

遠く奏でていた残響が
まだ胸を焦がして愛おしくなる
記憶の奥に突き刺さって鳴り止まないから
はぐれないようにと感情と
音を拾い上げては紡いでいく
鳴らした音を繋ぎあって
一緒にいこう

はなやいだ街の中を僕はひとりきり歩いていく
溢れ出したのは音楽と忘れられない人の顔
通り過ぎて 遠回りして
目をこらしても もう見えないけど
音楽を その音楽を 目印に僕は歩いていく

あの街が鳴らした喧騒が
また胸に響いて愛しくなる
ああ、まだ痛いままだな

遠く奏でていた残響が
まだ胸を焦がして愛おしくなる
空に響き渡ったファンファーレ
鳴り止まないから
はぐれないようにと感情と
音を拾い上げて抱きしめていく
交わした約束のその先でも鳴らしていてよ
そばに居なくても
見つけにいくよ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

ファンファーレ

閲覧数:43

投稿日:2022/05/16 17:47:06

文字数:657文字

カテゴリ:歌詞

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