降り積もる雪に奪われて
そっととけゆく
遠い空を
思い出すように
音もなく消えた 灰色の雲は
切ない願い
指のすきま
こぼれ落ちてく
冷えた風に 滲む月
遙か 昔の夢を
とりとめもなくふたり語り合った
あの部屋も今なら
行けるかな
もしも 願いがひとつ
叶えられるとしたら 僕はただ
この世界が終わる
最後のその日に
君に会いたい
君に触れたい
それだけでいい
それだけで
降り続く静寂の奥に
そっとつぶやく
君の嘘を
まだ信じてた
凍りついている 僕の寂しさが
ほどけないから
何もかもが
動き出せなくて
影を隠す 白い息
ふたり つないだままで
かじかんだ手のひらを暖めた
あの部屋の灯はもう
消えたから
君の願いがすべて
すべて叶えばいいと 僕はただ
祈り続けていた
いつかの日のまま
遠い 未来の夢を
笑いながらふたり話してた
あの部屋は今はもう
消えたから
もしも願いがひとつ
叶えられるとしたら 僕はただ
この世界が終わる
最後のときまで
君を忘れて
僕を忘れて
雪のかなたに
沈ませて
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