ある日赤い鳥が高く舞い上がった
それは完璧な青い空にできた傷
神々の額に刻まれた印
私は叫ぶ

「なぜ貴方は行ってしまうのだ
祈るものを棄て、何処へ行こうというのか!」


ある夜白い馬が疾く駆け去った
それは完璧な藍の空を流れた涙
神々の頬に刻まれた印
私は嘆く

「なぜ貴方は行ってしまうのだ
縋るものを棄て、何処へ行こうというのか!」



しかし私の声は虚しく彼には届かない
もう彼は誰にも振り向かない



汗も涙も血もすべて足下の熱砂に吸い込まれていく
私には飲み干す水もない
(私の中は涸れ井戸のように空っぽだ)

私達は彼を見棄て
そして彼から見棄てられたのだ



もはや私の声は虚しく彼には届かない
もう彼は誰にも振り向かない

もう誰も彼から祝福を受ける事はできない
もう彼は誰にも振り向かない



ある夕黒い犬がそっと横たわった
それは痛ましき白い地にできた滲み
我々の胸に刻まれた印

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

刻印

二作目ですが相変わらず薄暗い内容で申し訳ないです
もうこういう芸風だと割り切ります
薄暗い歌万歳!!

我々はいつから神様と上手く付き合えなくなってしまったのだろうか
そんな思いを元に作詞してみました

とは言うものの、意外と昔からこんなものかもねと思わないでもないです(・∀・;)イイカゲンジャーン

作品の改変自由です
どんな形でも使っていただければ幸いです

※追記2010.1.17作品内容を加筆修正しました

閲覧数:55

投稿日:2010/01/18 01:33:48

文字数:406文字

カテゴリ:歌詞

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