組み立てて遊ぶ
形を作る
完成系は決して
綺麗にはならないけれど

どこまで行っても
幼い僕らは
ちょっとしたズレですぐに
最初からなんだ

積み上げたものほど崩してしまうのが怖くて
でも 君は僕の存在（こと）いなかったみたいに
あんなに大好きなものだった筈なのに
今では君の顔を見ることすら辛いんだ


組み立てて崩す
形は消える
完成してもどうせ
やり直しになっちゃうんだ

それでも足掻く
次は壊れないよう
それでもやっぱりね、ほら
また最初から


僕は君はどうやらツミキアソビに飽きてきたようだ
そう、この罪気遊びに僕自身に
どんなに繰り返しても直ぐに壊れちゃうなら
いっそこの手で全て崩せば楽になれるのかな

やるだけ無駄なのかな？
まだ続けてたいな
でも　君が嫌なら僕はーー…

頑張って積み上げてきたのに崩れるのは諦めるのはあっさりで
故に僕は君のこと断ち切って見たり
あんなに怯え恐れていたことだった筈なのに
今では君がいない事で少し気が楽に安心するんだ

君とは近くに居すぎたらしい
だから　これは
やり直すために必要なことで
だから　ごめん
積み木の城を壊そう