夏の空を描いて 君を追い走る
まだ まだ 諦めない
太陽に向かって 手を伸ばす
窓の外 眺めている君
そう あの子を見つめて
君の瞳には 私なんていない
悲しいけどそれが現実なんだよね
クラスの人気者で なんでもこなす君だから
端の席 一人で絵を描く 私に気づくわけないよ
そうでしょ?
君に近づきたくて 前へ一歩を踏み出した けど
けど 怖いんだよ 胸がうるさく鳴ってさ
スケッチブックをぶらさげて 君の隣に立つ
お願い、私をみて!
君の太陽のようなあの笑顔で
あの日から 君と少しだけ
話すことが増えて
私の描いた絵を 見せられる人は
後にも先にも君一人だけ
君はまだあの子が好き?
私じゃやっぱダメなのかな
大丈夫、一歩ずつでしょ!君に振り向いてもらうため
光へ
君に近づきたくて 少し勇気を出したくて でも
でも 怖いんだよ 想いは届かないまま
臆病な私でも 君と笑いたい
お願い、私をみて!
声がただ空に吸い込まれていく
「君のことが好き」それだけが難しい
君のこと考えるだけで息が苦しいんだ
伝えなくちゃ
大好きです ずっと前から君のことが好きです
今、いま 君に届け
想いをこの紙に乗せて
君に渡した手紙 言葉にした大好きと
表面(おもてめん)にはアネモネの花
「君を愛している」
君の視線とぶつかる 時間が止まる
目の前に広がるのは
君の太陽のようなその笑顔
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