seriously
     詩:赤りんご@

真面目な君のその目は
僕をどこまでも追いやるように
まるで僕はうさぎのようだ
弱いか弱いうさぎだ

狩られるのが怖くって
逃げ回って這いつくばって
別に恥じる事でもないのに
でたらめばかりごまかす日々

可能性があるならさ
ここまでこれた事がすごいんじゃないか
なんてそんなこと
言える口じゃないけどな

できることなんてないのに
できることなんてあったのか
後悔ばかり過ぎ去ってく、僕の人生を
やりのこすことはないだろう
やりのこしたことはあるんだ
ってさもう僕を終わりにして

夕方憂鬱な午後の練習をほっぽりだして
屋上に駆け上がった
空に近くなる僕

いつか背中に羽が生えて
僕をどこかへ連れていってくれるものだ
とどこか脳の片隅で信じていたよ

見つかるのが怖くって
ただただ背中を丸くして蹲って
別に隠れきれていないのに
他人の優しさに甘えてる

できることなんてないんじゃないか
できてたころなんてないんじゃないか
そういうとこでまた僕は迷ってさ
やりたいことは終ったの?
やれてたことは失敗したの?
僕は僕を貶めているだけだった

時計は止まらず
針を忙しく動かしてる
僕は動いてる?
体も頭も
知らないうちに溶け出した
心臓は貫かれて
動かなくなった僕を君は見て
言うんだ

「できることはやったでしょ、
できないことはなかったでしょ、
そういうとこ昔から変わってないんだね。
やりのこしたこと全部を
抱える必要はなかったんだよ。
無理なんかしてほしくなかったのに」

泣かせているのは僕なんだ
泣いてる僕なんていないんだった
辛い事を思って君も僕を鳴いてる
やりのこしたことはないんだと
見過ごしていたこの昨日までの時間を
僕は埋められるのだろうか

まだできるじゃないか

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

seriously

真面目な事を押し付けられるより真面目な自分を探す事が好きです

閲覧数:19

投稿日:2012/03/18 22:22:32

文字数:769文字

カテゴリ:歌詞

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