昨日の模試の憂さ晴らしに今日はチョコブラウニー焼こうと台所に立つ。湯煎のお湯を沸かしつつ、材料を量る



「四人分は多いか…?まぁ残ってもいいや」




粉類を篩ってからチョコと胡桃を刻んで、チョコとバターは湯煎。湯煎してると甘いにおいにつられてカイト達がやってきた




「お菓子でも作るんですか?」


「チョコー!」


「にー!!」


「……俺はコーヒー煎れにきた
だけです」



ライトとリイトは足元をグルグル回る。危ないからやめてほしいのだが…




「ブラウニー焼くんだ。焼けたら食べさせてあげるからリビングにいて」


「手伝わなくていいんですか?」


「バレンタインの友チョコ用なんだから自分で試作しなきゃ意味がないでしょうが」




とりあえず三人を台所から追い
出して(ヒイトはコーヒー煎れてから出ていった)続行




材料を混ぜ合わせて、クッキングシートを敷いた天板に流し込んでオーブンで20分



洗い物も終わらせてリビングへ。美味しいんだけど、焼いてる時のにおいだけは甘すぎて苦手だ





リビングに戻りソファーに座るとカイトが寄ってきた。私に何かを聞きたいらしくチラチラ見てくる



「…なんですかカイトさん。聞きたい事あるならどうぞ」


「友チョコってなんですか?」


「友達同士でチョコあげあうの」


「俺達はチョコ貰えますか?」




妙に悲しそうに聞いてくるカイト…頭を撫でてやる事にした



「あげない訳無いでしょ」



カイトが驚いたように顔を上げた瞬間焼き上がりを告げるアラームが鳴った




台所に戻ってオーブンから天板を取り出しブラウニーを切り分け、皿に乗せた。おまけで紅茶も煎れてリビングへ持っていく




「焼けたよー!」


「にー!にー!」


「わーい!!」



テーブルに置いた瞬間、ライトとリイトが駆け寄ってきた。そんなにお菓子好きなのか




四人を席につかせてからどうぞと声を出した。カイト達は一口ずつ食べはじめる



「どう?」


「おいしー!」


「にー!」


「マスター、これ美味しいです」


「…マスターのお菓子好きです」


「上手に焼けてよかったー…」



これは成功だね。友チョコはこれでいい。カイト達のはどうしようかと思った瞬間




「……マスター。バレンタイン…期待してますね」


「マスターのチョコレート、僕に下さいね?」




ヒイトとカイトにそう言われて
しまった…。な…何を作れば喜んでくれるかなぁ……?





ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

KAITOと種っこがやってきた26

マスターはお菓子作りが好きな様子。試作といいつつ初めてではなくて、多分作り方思い出してるだけですね

マスターの本命チョコはどうなるのか…

関係はないが今年のバレンタインはカイト用にチョコ作る気満々な私。だって兄さん好きだもん!!←

種配布場所はこちらです
http://piapro.jp/content/?id=aa6z5yee9omge6m2&piapro=f87dbd4232bb0160e0ecdc6345bbf786&guid=on

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投稿日:2010/01/23 18:05:38

文字数:1,089文字

カテゴリ:小説

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  • 純チョコ

    純チョコ

    ご意見・ご感想

    おお!?
    いろいろと楽しみになってきた…!
    こっちもwktkして待ってますww←

    2010/01/23 19:32:02

    • 美琴

      美琴

      いらっしゃいませw

      バレンタインでマスターの好きなのはどちらかがわかって、そこから展開が早いぞ!な予定です←

      頑張りますのでまたいらして下さいw

      2010/01/23 19:54:00

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