Ａ)全てが恐くて　全てが見れなくて
　 両手で隠した目の光
　 時を止めては独りで泣いた
　 そんな夜に聞こえた子守唄

Ａ)全てが無意味で　全てが無機質で
　 そんな全てに侵されてく
　 僕の心の螺子が落ちては
　 誰かを傷付け染まる手のひら

Ｂ)年を重ねるごとに　何も感じなくなって
　 ふとした瞬間に零れる水
　 その意味さえも忘れてしまった

Ｓ)傍らの鳥が飛んだんだ
　 自由なあの空に向かって
　 翼があれば僕も飛べるのかな？
　 残った白い羽を抓まんで
　 高く空に掲げたけど
　 太陽に解けては地へと流れた


Ａ)全てが歪んで　全てが白黒で
　 そんな世界に立ち尽くして
　 生きる意味を探してみたけど
　 答えもヒントも見つからなかった

Ｂ)罪に濡れゆくごとに　何も感じなくなって
　 ふとした瞬間に零れる水
　 その名前さえ忘れてしまった

Ｓ)傍らの鳥が飛んだんだ
　 果ての見えないあの空へ
　 姿が見えなくなるほど遠くに
　 僕の目に映る空はもう
　 色など持ってはいないけど
　 もう一度見てみたい青い奇跡


Ｓ')傍らの鳥が死んだんだ
　 静かな森に囲まれて
　 僕以外に看取られることもなく
　 だけどどこか幸せそうな
　 そんな顔で眠ってるから
　 僕の頬に水が流れて落ちた

Ｓ)傍らの鳥が飛んだんだ
　 果ての見えないあの空へ
　 姿が見えなくなるほど遠くに
　 僕の目に映る空はもう
　 色など持ってはいないけど
　 もう一度見てみたい青い奇跡