独り歩く道に
一輪の花が咲いている
花は赤く燃え上がる
業火の如くに
暗き道を照らす 光りが灯る
独り歩く暗き道
差し込む光に手を伸ばす

広がる景色 空の彼方
赤き花が咲き誇る
夢を見ているのかと
風に問う
赤き花が 空に舞い
風に吹かれ空を染める
赤き空 風に染まる
彼岸の花が咲き誇る

夜空を見ながら 歩いていくんだ
赤き花は光り 月と奏でる
夢ではなく 現実なんだと
すぐそばではらりと
舞う黒き蝶

「さよなら」と 手を離した
黒き蝶は 空へ消えた
いつかサヨナラをしなければと
独り歩く 歩いていく
永遠に続く花の丘
船が運んでいく
記憶の帆に乗って

帰りを待つ人なんて 誰もいなんだ
独りで歩んでいくんだ
探さないでよ

いつかまた 会うことが
出来るなら約束
この思い届けるよ 迎えに行くから
待ってて

彼岸花 咲き乱れ
思いを告げる 花となれ
夢の続き 見たければ
彼岸の花の船 さあ逝こう

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

彼岸花~黒き闇の世界より~

こんにちは。

今回は彼岸花をメインとした詩です。
彼岸の日には皆さんはどう思うのでしょうか。
私の思ったことはこの詩に書いてあるので、感じてもらえれば嬉しいです。

それではまた次回。

閲覧数:67

投稿日:2019/05/09 22:01:12

文字数:407文字

カテゴリ:小説

クリップボードにコピーしました