音も無く降り注ぐ 冷たい雨 頬を濡らし
確かに昨日まで 続いていた 記憶の旋律
総てがまるで嘘のように 嘲笑いながら消えていく
誰もがまるで敵のように
…侮蔑の眼…憎悪の視線
…お前の姿は誰にも映らない
総てがまるで泡沫の夢

鉛色した雲に 雨粒踊り 街を削る
確かに昨日まで 此処に居た あの人の欠片
総てがまるで嘘のように 幽かに揺らいで消えていく
誰もがまるで敵のように
…嘲りの声…呪いの言葉
…お前の叫びは誰にも聞こえない
総てがまるで泡沫の夢

偽りの太陽 紛い物の朝
黒い雨が世界を罪に染めていく
焼け焦げた羽根 壊れた輪具
僕の腕の中で鼓動を止めた天使

いつの間にか雨は止み 雲間から 光下りる
確かに昨日まで 聞こえていた 天国の歌
総てがまるで嘘のように…

だけど僕はもう何も要らない
黒く冷たい炎に包まれ
やがて目覚める永遠の朝まで
天使の死体を抱いて眠ろう

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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天使塵芥

昔の曲をリメイク

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投稿日:2019/06/09 12:03:36

文字数:392文字

カテゴリ:歌詞

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