Maggot Therapy

うた：初音ミク
さくしさっきょく：煮干P

ほうら　こいつを　望んだろ
現状把握を　俯瞰して
総じて時計は　異物を孕み
その声は　届くのか

銀の鼠は　針を呑み
疼いた患部に　塗りつけて　
湧いた虫螻　潰した膿に
この嘘を　植え付けた

「いただきます」　震えた体
くすんだ頭に　なれるのか
蛆虫達に　お先真っ暗
焦燥　悩みが　生じてさ

忘れて　欲しくって　有りもしないこと　背負わされ
何かを得ては　無くさずじまい　積み重なって　悩んでる

失い　焦がれても　昨日の自分を　繰り返し
毎日怯え　必死に足掻き　過去の汚点が　また増えた

また褥瘡　拵えて
時間の経過も　噎せ返る
膿んだ傷口　壊死した組織
遠い意識　耐えられず

体も遍く　朽ち果てた
虫唾が走り　這い回り
痣と傷痕　痒みが生まれ
呻吟を　紡ぎだす

慌てないで　あなたのために
新たな世界に　出会うのだ
目が覚め気づき　つまり壊れる
二律背反　取り替えて

新たな　経験で　無価値な過ち　食い潰し
生きることさえ　眩暈に怯み　包帯巻いて　逃げ出すの

どうして　物言わず　腐肉の魅力に　酔い痴れた
最後にしようか　穿り返し　過去は消せぬ　夢のまま

ああもう　嫌だな　何もかも
どうでもいいこと　押し付けられて
塗りつぶされ　見下され
心　奥底　突き上げて

忘れて　欲しくって　有りもしないこと　背負わされ
何かを得ては　無くさずじまい　積み重なって　悩んでる

失い　焦がれても　昨日の自分を　繰り返し
毎日怯え　必死に足掻き　過去の汚点が　また増えた