折り重なる市街 折り重なる死骸
何をこんな馬鹿なことを繰り返しているのか
暇つぶしの思想を 色づける二枚舌
安売りの正義おまけに着飾って 自分以外の駒(だれか)から殺してく

人類は利口だ 無駄な物も作れる
意味も宗教も国境も階級も武器も
人類は馬鹿だ 同じ生き物を殺す
くだらん差異でつまらん区別を付けたい 呆れて死ねるほど大概な自惚れね!

錯覚の正義と選民思想に殉じて
個体数を減らしたきゃそりゃお前らの勝手
いい歳して、いつまでもおままごとに溺れていたいなら
どうぞご同輩と違う惑星でやってくれよ


“敵”の死は勝利 “味方”の死は悲劇
けれど100も集まればそれはただの“統計”
胸も痛ませず “美談”を作り泣く
ざけんなよ、悲劇のヒーローより 生きてる方がどんなに良かったか

欲張りはいけない みんな知ってるわ
だけど現実は餓鬼とイソップのイヌばかり
人殺しはいけない 一般常識だ
そう“人”殺しはいけない常識だ だけど自分以外はみんな獣の時代

“聖典”を笠に着て命奪い続けて
償えもしないのに同じ穴の何とやらさ
平和を望みつつ繰り返す茶番は何だ?
誰が悪いんだ!誰が嘘つきなんだ!!


夢も言葉も全部 “国”の利益にされる時代 “従わないなんてなんてまあ馬鹿で非文化的”
条件付きの愛も正義も 私はいらない 馬鹿のままでいい

天に向かって唾を吐く 無益さ いずれそのご自慢の頭にも熱い火が点くわ
憂さ晴らしで空を銃撃したって 鉄の弾じゃ誰かを傷つけるね

だから


澄ましてる神様 今から叩き起こしてやる
この涙の弾丸で クソ重い暗い空を打ち抜け
自分さえよけりゃいいんだってこのビョーキの空気を
降り注ぐ日差しで 全部焼き尽くしてしまえ

紅涙の弾丸で 億年の曇天を打ち抜け
億万の悲鳴の雨で 見下げ果てた正義を流そう
王や将軍や僧侶も最期は朽ちる
やがてそこにいつの日か 緑の芽が芽吹くよ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

紅涙の弾丸でこの曇天と暗雲を打ち抜け

ムカつく世界に向けて。

9割方は混迷する中東情勢に向けて書いたもの。
結局己の欲と正義を押し通そうとする姿勢がいけないんじゃない、と思う。そこに同じ手段で対抗してはいけないが。

閲覧数:82

投稿日:2015/02/11 13:13:50

文字数:809文字

カテゴリ:歌詞

クリップボードにコピーしました