月影ゆらいだ霞
その身をしならせて
都をなくした龍が
今宵も渡りゆく
眼を流れる星の
行方も知らぬまま
海鳴り響く真上を
啼いては歌いゆく
るる るるる
独り まだ独り
るる るるる
あなた あなたは何処に
舞い散る鱗 夜露を払い
青き闇を進めば
いつしか恋しあなたに逢わん
遥か遠き故郷
海原浮かんだ船へ
寄せては返す波
帆綱に寄り添う少女
彼方の龍を追う
拭えぬ郷愁抱き
袂を分かつ友
かざした掌ひらり
水面を駆けて追う
るる るるる
ひとり またひとり
るる るるる
あなた あなたのもとへ
舞い落つ涙 夜風を払い
深き闇を進めば
いつしかその背に辿り着かん
たとえ辛き旅でも
舞い飛ぶ想い 夜空を裂いて
青き闇を抜ければ
いつしか恋しあなたに逢わん
胸に刻む故郷
昇る 朝を目指して
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つきかげ ゆらいだかすみ
そのみを しならせて
みやこを なくしたりゅうが
こよいも わたりゆく
まなこを ながれるほしの
ゆくえも しらぬまま
うみなり ひびくまうえを
ないては うたいゆく
るる るるる
ひとり まだひとり
るる るるる
あなた あなたはどこに
まいちるうろこ よつゆをはらい
あおきやみを すすめば
いつしかこいし あなたにあわん
はるか とおきふるさと
うなばら うかんだふねへ
よせては かえすなみ
ほづなに よりそうしょうじょ
かなたの りゅうをおう
ぬぐえぬ きょうしゅういだき
たもとを わかつとも
かざした てのひらひらり
みなもを かけておう
るる るるる
ひとり またひとり
るる るるる
あなた あなたのもとへ
まいおつなみだ よかぜをはらい
ふかきやみをすすめば
いつしかそのせ にたどりつかん
たとえ つらきたびでも
まいとぶおもい よぞらをさいて
あおきやみをぬければ
いつしかこいし あなたにあわん
むねに きざむふるさと
のぼる あさをめざして
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