ないものねだりを今日も続けて
僕は歩いていくんだろう
こんな景色を
知らずにいられたら良いのに
情けがなくて惨めな僕を
君は知らないけど
本当の中身をひた隠し今日も生きてる

素敵な話だから
悲しくなってしまうよ
幸せそうに見えて
喜べるわけがない

有能なアンテナを
ゴリゴリに押し潰して
感情の一部分
廃棄処分しなくちゃ

光が浮き彫る影の色
平穏を乱す黒ばかり
僕の中で暴れるから
苦しい

もちろん
このまま僕は在りたくないと
願ってはいるけど
変わり映えのない
自分が嘆き続ける

君ならきっと
乗れる波だと
気付いてしまうから
劣った自分の
心を刺してしまうんだよな

汚い感情達
流すことは困難です
潰されないように
君に向けて笑おう

無駄に繊細すぎるから
正しさに固執してるのか
君が放つ一粒がもう
眩しい

ないものねだりを今日も続けて
僕は歩いていくんだろう
君の知らない無様をしまい込んだら
上手に塗れた面の皮から
ありったけの笑顔
本当は僕も
そちらに生まれたかったな