lost melody

作詞/作曲/編曲:冷えたチャーハン

「もし、言葉が意味を失くして ただの音になったら
そっと僕の鍵盤を弾いて きっと伝わるからさ」

君は頷くと鍵盤に触れた 綺麗なソナタを奏で始めた

それはガラスの様に 何の濁りもない旋律で
けれどそれを聴くのは 哀しいことに僕だけだ

「ほら、言葉よりも雄弁に 語ることが出来るよ
でも僕一人じゃ語れない 誰か僕を弾いてよ」

君は微笑むと鍵盤に触れた 冷たい指先で奏で続けた

それは美しすぎて 脆くすら感じる旋律で
君は涙浮かべて 遂に曲を弾き終えた

何の前触れもなく 君は急に動かなくなった
曲ももう聴こえない 全て失った

泣きたいけれど泣けない 君を呼びたいけど喋れない
僕も死んでしまった あの旋律と諸共に

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

lost melody

閲覧数:284

投稿日:2020/08/09 20:09:08

文字数:343文字

カテゴリ:歌詞

クリップボードにコピーしました