『人形劇』

A1)ぼくら何時(いつ)だって 価値を探すから
たまに立ち位置に 迷っちゃうのでしょ
答えなんてない、が 答えならば
何百万もの 心臓が動くかな?

A2)ぼくら何時だって 意味が欲しいから
目に見えるものを 求めちゃうのでしょ?
大切なものほど 見えないなら
間違いばかりを 選び取るのかなあ

B)「きっとそうじゃないよ」なんて
誰かの吐く憶測に
踊らされて 呆れて、ああ
また 繰り返す

sabi)腕や足を 引き摺られて
今日も不自然のドール
「ほら見て! こんなに滑稽で
ひどく素敵な世界だ」

狂うよりも 惑うよりも
もっと怖ろしくて
嗤えちゃうような喜劇を今
演じてるんだ

A1)ぼくら何時だって 意図を探るから
信じたいものも 信じられなくて
正しいことさえも 勘違いなら
未来などぼくに 訪れないかなあ

A2)「だからそうやって 未知を閉ざすから
歩み寄ることも 難しいのでしょ?」
分かりたくないものも 知るべきなら  
明日なんてもう 来なくていいよな 

B)「それはただのエゴだ」なんて
異口同音の 合唱大会
紛れ込んだ 正直者は
そう、 馬鹿を見る

sabi)目や耳を 塞ぎながら
今日も幼気なコール
どれだけ叫んで暴れて
藻掻けど変わらぬ世界で

狂うよりも 惑うよりも
ずっと不仕合わせで
救えぬような悲劇だけが
真実だ

C)こびりついた 絶望だけが
ぼくらに遺されたバイブル?
分かってるさそんなことなんて
だから今も 浅い幻想(ゆめ)を見てた


D/sabi)腕や足を 引き摺られて
今日も不自然のドール
誰もが 自分を欺き
虚像を見つめた世界で

狂うことも 惑うことも
きっと出来ないまま
よだかのように燃えるだけだ

sabi)目や耳を 塞ぎながら
今日も幼気なコール
どれだけ叫んで暴れて
藻掻けど変わらぬ世界で

狂うよりも 惑うよりも
ずっと不仕合わせで
救えぬような悲劇だけが
真実なんだ―――

凍えたような悲鳴はもう
喝采の中に

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

人形劇【曲募集】

人形に台詞などなかった。

・久しぶりの雰囲気で。
・誰の心に届くか楽しみです。

閲覧数:219

投稿日:2017/09/04 18:26:18

文字数:853文字

カテゴリ:歌詞

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