しろ 光りが集まると
わたしたちにはそう見える
無垢 清楚 清廉とか
そんな意味を持たせられる
でも 端てのない空虚で
誰もいない空間かも知れない
本当のまっしろは
明るくて綺麗で
色温度も高いはずなのに
どこか冷たさも感じる
少しまじりけのある
しろに近いしろは
暖かさや陰りも感じる
不思議と感情が浮かぶ
くろ 色が混ざり合うと
わたしたちにはこう見える
闇 恐れ裏側とか
負を押し付けられた深さ
でも ゼロと捉えたなら
なにかが始まる可能性がある
くろで塗り潰されて
しまった世界では
影も飲まれてしまい見えなく
カタチも分からないだろう
色の無い世界でも
温度あるとしたら
わたしはわたしを知覚できる
誰かがいたら分かるはず
しろ 頭の中 思考が停止する
くろ こころの奥 重たく沈み込む
どちらもわたしの中にある
しろ 果てしなく広いと
目標さえ見失うね
くろ 底なしに深いと
諦めに支配されそう
もう 向かう方向さえ
身体あるのかさえ分からなくなる
無彩色なモノクロ
灰色諧調の
世界さえわたしには豊かな
景色に思えてしまうよ
でもわたしにもこころ
はあると思うから
不器用でしろくろふたつでも
二値で描ける世界もある
そう 言い聞かせて 信じ続けてみて
なにかを感じて なにかを伝えたい
いつか・・・
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