駅前の 公園のベンチ
並木道 夕暮れの匂い
遠くで聞こえる踏切も
あの頃のままだよ
帰り道 肩を寄せ合った
一緒に見た 映画の話
はしゃいだ二人 今はもう・・・
こんなに苦しいよ
電話の声も
贅沢は言わないよ
叱ってくれる声でもいい
もう一度聞きたいよ
時間と言う遠い距離は
星空よりも離れてる
ぬくもりも感覚も
とっておけないから
叶わないと 思うほどに
普通の事が 胸に痛いよ
どうしてかな あの日から
見上げた月がセピア色で滲む
空を見る 癖がついたのは
泣き虫な自分のせいね
強がる癖もあの日から
寂しさに勝てないよ
唇を指でそっとふさぐ
あなたのしぐさを真似してみる
指先風が撫でただけ
やっぱり切ないよ
一人で歩く
かじかむ手も一人きり
白い息を 吹きかけては
前を向くけれど・・・Umm
時間と言う高い壁は
星空よりも届かない
優しさも愛情も
とっておけないから
もう一度と 願うほどに
普通のしぐさに 胸が壊れそう
どうしてなの あの日から
見上げた月がセピア色で滲む
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