蛙がないた
冷たい水の中
過ぎた夏を嘆いて
なくしたものを嘆いて
嗚呼、頬伝う涙が
こんなにも暖かい

ぼやけた町に灯りがぽつり
ほら、想い出すんだ
笑顔の日々 輝く日々
椛の下に蛙は沈む
あの頃に戻りたい
いくら願っても
じゃくしには戻れない


蛙は帰る
椛の秋祭り
はしゃぐ人を羨み
なくしたものを探して
嗚呼、手を握る痛みが
こんなにも心地いい

曇った空に花火が咲いた
ほら、少しじゃないか
綺麗なのは 光ってるのは
椛の中を蛙は泳ぐ
あの頃に戻りたい
いくら願っても
じゃくしには戻れない


花火が咲いて
蛙が泳ぐ
花火の後には灰が
蛙の後には波が

椛の影に蛙は想う
ほら、そこにあるだろう?
大事なもの 消えないもの
椛の上を蛙は跳ねる
私は帰らない
思い出を胸に
前向いて歩いてく

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

蛙帰祭【曲募集】

蛙帰祭はあきまつり、椛はもみじと読みます。
椛は植物のやつです。

曲をつけて頂ける方を募集致しております。
多少の改変は問題ありません。

閲覧数:97

投稿日:2013/09/16 19:56:02

文字数:350文字

カテゴリ:歌詞

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