せんせトーサンカァサンみたく
色付く眼鏡で見るのがイヤで
爪先立ちで買うてみたコンタクト
これであたしも大人かな? キラッ

視界良好高度なピクセル
あっちもこっちもクッキリ見えます
瑣末なオトナの言い訳さえも
バカバカしいほどに

意気込んだ世界の全てが
鮮やかに乱視あたしをだまして
ヘンにつかえたゴロゴロ慣れたら
泣かなく、なるんかな。


「明日明後日あたりが終末」
「世界人口全てが終わるよ」
慣れたレンズが教えてくれよる
ダイナミックなラストダイヤ クラッ

上下左右も分からず世界が
二進も三進もさっぱり??(はてはて)
色をすげ替え理屈に納得
アホくさいほどにも


――触れた温度をグラフ化しては
――包まれる豊さを換算×改竄
――憧憬ばかりをリトグラフして
――しょうもないほど


息を飲んだ世界の美しさ
鮮やかな音素の全てが
レンズ越しには見えないなんて
今更よな

意気込んだ世界の全てが
鮮やかに乱視あたしをだまして
胸につかえたゴロゴロ慣れたら
泣いても、いいんかな。


ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

廉子(レンズ)

方言というか、クセのある言葉づかいでやってみたかった。

オトナの盲目さに呆れて、自分で世界を見ようとして幻滅した少女のお話。

閲覧数:106

投稿日:2012/08/16 14:20:39

文字数:452文字

カテゴリ:歌詞

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