「さようならー」


「おう、お疲れー」



廊下を歩いてた先生に挨拶をしてから階段を降りる。毎週金曜日の図書室のカウンター当番してて、遅くなってしまった




校舎から出ると冷たい風が吹いていてすごく寒い。早く家に帰ってカフェオレ飲みたいな。なんて
考えていたら、校門前に見慣れた青い髪とマフラーが



「あっ!マス…葵さん!」


「カイト!?なんでいるの?」


「道筋調べて来ちゃいました。
一緒に帰りましょう?」




どうやら一緒に帰りたくて待っていた様子。家から学校までは電車乗ったりするから遠いのに……。ヤバい、かなり嬉しい



「待っててくれてありがとう。
帰ろ?」


「はい!」




手を差し出してくれたから、手を繋いで二人で歩く。あまりカイト達と出掛けた事がないから新鮮




「ちび達は?」


「お昼寝してますよ」


「そっか……くしゅっ!」



いきなり風か吹いたから寒くて、くしゃみが出てしまった。カイトがマフラーをとって私の首に巻く




「暖かいですか?」


「あ…うん。でもカイトが寒いんじゃない?」


「俺は平気です」




そう言われてもなんだか心配。
私はマフラーを自分とカイトの首に巻く。長めのマフラーだから、二人で一つのマフラーが巻けた



「これなら二人とも暖かいね」


「…そうですね。別々よりもいいです」





手を繋いで二人で帰る。夕日が
沈みかけて、朱、紫、濃紺。空が様々な色に染まっていた



「綺麗ですね」


「そうだね…」


「また迎えに来てもいいですか?一緒に帰りたいです」


「金曜ならいいよ。一緒に夕日を見よう」




カイトは笑って私の手をぎゅっと握った。私も握り返す。寒さの中手から温もりが拡がった





一週間の終わり、私の大切で特別な約束。短くて幸せな時間。


…胸が苦しくて、暖かいのは君のせいですか?





ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

冬の帰り道

思うまま書いてみたら似非カイトに…←
爽やかなんだかヘタレてんだか…

マスターは鈍いといい。でも少しカイトへの恋が芽吹き始めてるかな?

最初の方だけ実話。カイト登場以降全て妄想
私のお迎えもに来て欲しいよカイト…

今回も種っこいないのでタグと題名を変更してみました

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投稿日:2010/01/16 11:35:18

文字数:825文字

カテゴリ:小説

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