父の老化と時代に合わせて

抜け去ってしまった髪の毛は

どうやら親父を悩ませてるみたいらしい

【これは親父の薄毛のお話】

父一人は涙を流して

また生えたいと呟いた

荒れ果てた髪の 育毛実験は

今の時点で予想通り 無意味であって

この時点でもう

諦めたほうがいいでしょう?

僕の親父は 家の風呂場で

そんな叶わぬ 夢みてた

予想以上の風が吹いて

小さな命はまた飛び散った

泣き叫ぶ親父を見下し僕は見ていた

脱毛は止まることを知らず

世界もろとも眩みだそうとする

この抜け毛は止まらない



父の髪の薄毛に合わせて

作られてしまったカツラは

「この薄毛はどうやら凄くヤバイらしい」

【これは今の親父のお話】

作られてしまったカツラでは

もう薄毛も恐くない

枯れる太陽の音 蒸せるカツラの中は

あふれだす汗で ずれ始めてた様で

汗のせいでもう 滑りだしていてもう

ツルツルすべる ずれるカツラじゃ

押さえたても 意味がなくて

いつも通りの電車の中で

カツラはふざけてズレ落ちて

踏み潰されるカツラ(ズラ)を

笑いこらえて見ていた

父は人混みを走り抜けて

植毛ができる新たな方法へと

急いで

笑う目線はどこかに消えて

月日は何年も過ぎ去って

「まだ生えているね」と笑い合う

そんな未来なら?

予想以上に髪を植えて

予想以上の金が懸かっていた

その時に その時に

例え未来を書き換えれたら

家族は....

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

【コノハの世界事情】替え歌【親父の薄毛事情】

じんさんのコノハの世界事情の替え歌を作ってみました。
親父の薄毛の話です!!

閲覧数:378

投稿日:2012/06/23 21:42:23

文字数:653文字

カテゴリ:歌詞

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