誰かの喜びが心の奥で
鈍色の凶器に変わる
誰かを突き刺すたびに
この手は穢れていく

傷つけた者の赤い血は
いつも綺麗だった
自分のした事に覚える
恐怖と解放の狭間で
快楽を得ようとしていた

だけどそんな事で
事実から逃げられる訳なくて
血塗られているのは
いつも自分の方だった

苦しいね、って励ましあった
仲間は離れていった
辛いね、って支えてくれた
友は分かり合えなくなった

悲劇は続く

ついに矛先が自分に向く
鈍色の凶器は何故
自分を突き刺すたびに
穢れで染めてしまうのか

傷ついた
傷つけられた
そんな苦しみを
無理やりあてがう
きっと
きっと
人のせいにして

自業自得だって

優しいね、って心底思った
通りすがりは消えた
助けて、ってすがった人は
傷つけて視界から葬った

その一瞬をためらう事なく
突き刺して、また、後悔して
また繰り返すの?そして
身動きが取れなくなって

自ら誰を落とすための
罠を張った穴に落ちる

自業自得だって

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

自業自得

閲覧数:47

投稿日:2019/12/15 14:29:30

文字数:431文字

カテゴリ:歌詞

クリップボードにコピーしました