(A)
排水口から夜が漏れていた 慌てて口を塞ごうとして
立ち籠める雲が窓に映え 写し取る瞳
胃の底を持ち上げる

(B)
たとえ鏡が腐り落ち 強い眼差し忘れても
雨夜に咲いて明けに散る 懐かしい熱をそっと呼び覚ます

(A)
排水口から溢れ出るままに 優しく夜は髪を梳かした
ゆらめく雨の手 川となり 流れてく鼓動
肺燃やし震えてる

(B)
もしもこの身が沈み没り 光も音も失くしても
雨夜に咲いて明けに散る 愛おしい朝をそっと呼び起こす

(B)
たとえ雨音が流れ去り 痛みも嘆きも忘れても
雨夜に咲いて明けに散る わたしの欠片をそっと呼び覚ます

(C)
雨音が白い朝を打ち鳴らし 追われた夜は排水口へ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

雨口河流

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投稿日:2017/10/28 15:20:46

文字数:305文字

カテゴリ:歌詞

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