服はパーティードレス、普段はあまりしないけどアクセサリとバッチリメイク、そしてデジカメ…準備万端!

「ネムリー?入るよー?」
「りんご?うん、良いよぉ~支度出来た所だし。」
「お邪魔しまーす…おおぉ――――…!」

真っ白ふわふわのウエディングドレスにバラのブーケ…首には初デートで貰ったって言うミルキークォーツのリングをペンダントにして…。

「ああん、もう!ネムリ可愛い!使土君倒れちゃうんじゃないの?」
「えっへっへっへ~ありがと、りんご。」

何だか娘を嫁に出す母親の気分、嬉しい様な寂しい様な…まぁネムリが泣いたら使土君をぶっ飛ばしに行けば良いか。

――コンコンコン。

「失礼しまーす…。わぁ…!」
「おぉ!」
「ネムリさん綺麗ー…。」
「工音マネージャー幸せ者ですねぇ。」
「浬音ちゃん、それに皆さんも久し振り。」
「あたし達まで招待されるなんてびっくりしました。」
「折角だからプレオープンの日に合わせて【Tineke】のチャペル式第一号にしようって
 事になったのよ。皆さんもゲームで頑張って今日のオープンに貢献してくれたし、
 社長から感謝も含めての招待よ。」
「やっぱりウエディングドレスって憧れます…凄ーい真っ白…。」
「あら、浬音ちゃんは鳴兎さんに着せて貰えば良いんじゃないの?」
「へっ?!…あ…え…そんな…ま、まだそんな…えっと…。」
「このこの~ぉ、真っ赤になっちゃって~。」

ドレス姿のネムリを囲んで皆が目を輝かせている。うんうん、女の子の夢だよね~純白のウエディングドレスにロマンチックな結婚式…!

「二人の愛を誓い合ったりなんかしちゃって良いなぁ~もぅ!」
「りんご、口に出てる出てる。」
「はっ!!」

不覚!皆の笑いの中、再びノックの音がした。

「失礼しまーす。ネムリさん、二人の支度終わったよー。」
「ネムリねぇた!」
「おめかし…。」
「きゃああああ!!詩亜ちゃんも幾徒君も可愛いぃいいいい!!」
「大丈夫かな?二人共。」
「大丈夫だよぉ~二人共しっかりしてるし!うわぁ~本当に可愛い!」

ネムリのたっての希望で双子にフラワーガールとリングベアラーを頼むって聞いた時は大丈夫かな?って思ったけど…これは反則可愛い!子供って無敵の可愛さだよね…ちゃんと撮って置こう…!と言うかもうこの二人が主役でも良いかも!いや、良くは無いか…うん。ああああ!でも連れて帰りたい!

「そろそろ時間だから、皆チャペルに移動して貰って良いかな?」
「はーい。」
「ねね、木徒ちゃん、使土君どんな感じ?」
「緊張してガッチガッチ、我が兄ながら情けないったら…。」
「倒れちゃうんじゃない?」
「かも…?」
「二人共~、これ動き難いから手伝って~。」
「はーい。」
「行こ、ネムリ。」

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

DollsGame-138.レインリリー-

お兄ちゃんぶっ倒れフラグ、頑張れ

閲覧数:227

投稿日:2010/09/24 12:16:25

文字数:1,160文字

カテゴリ:小説

クリップボードにコピーしました