地獄をお腹に孕み 
今日もご機嫌は斜め

彼の機嫌が治る時 
それはきっと明日

パンを焼く匂いが好き 
僕は雑用係

出来そこないが多いのは 
昨日や今日の話じゃない

やあ友人よ 
調子はどうだ
喉に飴を引っかけた顔して

吐いてくれよ
いつもみたいに
嘘か本当か分らない顔して

揺らしても蹴ってみても 
文句ひとつ漏らさずに

身体に悪そうな煙を 
規則正しく燻らせて

もしかしてこれが彼の 
言語なのかもしれない

言葉なんて要らないと 
岩を抱いて誓っていたのに

やぁ友人よ
仕方がないさ
大人しく口を閉じて眠ろう

でも友人よ
生きてくれよ
水が鼻から入ったような顔をして

出来そこないを吐き続ける
遠い国の王様へと

そろそろ何か別の話題を
話そうか

黒い食べ物
齧った心
路上のパンは犬が浚っていった

旅に出るよ
売れ残り達を
出来そこない達を配りに行こう

さよなら











ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

パンを焼く機械と喋る少年

『パンを焼く機械と喋る少年』 の歌詞です。

閲覧数:958

投稿日:2011/09/23 02:00:24

文字数:410文字

カテゴリ:歌詞

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