煩く
鳴く鐘が
別れを告げる

積み込んだ段ボールの
匂いが残る

胸に仕舞いきれなかった
想いが
涙になっていくようで
複雑なんだ

顔を背けて泣く癖は
昔から変わらないね
君の手に残された餞別
『私を忘れないで』

ホームへ響く声が
私から
君の手を遠くへ導く
別れと共に想いも捨ててしまえば
新しい気持ちで生きていけるのかな

(2番)
時が経ち ふと眼裏に浮かぶ君
会いたいはずなのに、そう思えずに
「片想い」って言って捨ててみせた熱が
雨の中に消えて枯れ果てたように

勿忘草に口付けた記憶が
私ばかり揶揄う
遠くに見えた君の背が
なぜか恐ろしくなった

胸に燻る 噛み潰した恋が
今も頭に根を巡らす
重ねた季節の分だけ
私には 過去の記憶が纏うばかり
「なぜ」と

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

『勿忘草』

BETAcustom様の楽曲『勿忘草』へ応募する歌詞です。

自分の引っ越しが決まり、昔からの知り合いだった片想いの人にワスレナグサを贈ったものの、数年後戻ってきた時にはとっくに想いが無くなっていてこの複雑な感情どうしようって感じのものを書きました。

閲覧数:214

投稿日:2023/11/07 20:24:05

文字数:337文字

カテゴリ:歌詞

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