(A)
悲しみは簡単に 忘れないけど
ゆっくりと少しずつ 消えていくから
それは歩きだすまでの約束

(B)
見えてるものに 傷ついて
見えないものに 怯えても

誰かのせいに してもいいよ
またくる明日の 笑顔のために

(S)
いつかうまくいくといいね みんな同じ場所にいる
ここにいる意味が強く強く 人を繋いでる 繋がってる


(A)
大切な思い出も 霞んでいくね
ゆっくりと少しずつ 遠ざかるけど
それは大丈夫までの約束

(B)
留まる勇気も ないけれど
逃げ出すことも できなくて

この星に立ち 消え去っていく
全ての命 全ての祈り

(S)
いつかうまくいくといいね みんな同じ場所にいる
ここにいる意味が強く強く 明日を連れてくる 連なってる


(C)
どうせ何もできないなら とびきりの綺麗事で
この世界をまるごと塗り替えたい

きっとむこうから見ているよ 今を生きるあなたを
そのことを忘れずに迷わずに


(S)
いつかうまくいくといいね みんな同じ星にいる
ここに残されたことの意味に 変えていけるはず 変えていこう


ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

うまくいくといいね

「約束」「たとえばの明日のように」に続く震災三部作の完結編。
この一年ずっと考えて私の考え方も変わった。
みんな同じ場所にいるって言葉もこっち側の意味で使えるようになった。
そのぐらい達観して考えられるようになった。それで気づいたのは
歌じゃ人を救えないってことと
歌にしかできないことがあるってこと。

今回みたいな大きな出来事には
頑張れとか大丈夫って言葉は何の役にもたたない。
それはもうみんなが知ってて
何かしてあげたいって思うほど現実にたたきのめされて
それでもずっとそわそわもにょもにょしてた。

震災の歌詞を書くのは簡単だ。
「困ってる人のために何かできないか」っていう
自分勝手な衝動を満たすために書くのなら。
自己満足と献身の境目が分からなくなるよ。
泥水に飛び込んで、そこに寝っ転がって
口の中に泥水が入ってジャリジャリして
目にも泥が入って片目開けられなくなって
それでも残ったもう片方の目で空を見て
ほら青い空が繋がってるって言えるかどうか。
その覚悟が私にあるのかどうか。

被災地には、自分以外の家族全員が犠牲になった子供たちが
実際に、現実に、今この瞬間にも、たくさんたくさん、いるはず。
どうして自分だけ生きてしまっているんだろうって
考えてるんじゃないかと思うと胸が張り裂けそうになった。
その子を救えなくても何か残せないかと思った。
もう全部イヤだってくじけたとき
とりあえず明日まで生きてみようかなって思えるような
言葉を見つけられたらと思った。

…なにマジメになってんだ自分w語りすぎだろw
ま、そーいう感じでうだうだ考えながら書きました。
これが今の私のすべて

閲覧数:349

投稿日:2012/03/16 20:12:20

文字数:476文字

カテゴリ:歌詞

クリップボードにコピーしました