<A>陰った空 塗りつぶしたみたいな 嫌いな色 消しゴムでなぞったら晴れないかな
ざわつく道 気にし始めちゃうと 耳障り 何を考えても憂鬱になる
<B>生温い風に溜息乗せて ガソリンのにおいに混じって消える
歩みを止めるのも気怠くなる この気持ち誰かにうつればいいのに
<C>わかってくれなんて言わないから そこにいて 一度だけ名前を呼んで
それなのに望んだくせに僕は ガラス張り その部屋から出る気もないなんて
どうしたいのかもわからない なんだかな
<A>四角い部屋 塗りつぶされた白 気持ち悪くて どうやって暮らしたら楽しいかな
みんな静か 真面目ぶってペン握って つまらない 僕は何をしたかったんだっけ
<B>遠い昔のこと思い出したよ 自販機に手が届かなかったころ
あんなに笑ってばかりいたのは やっぱり何か幸せだったのかな
<C>独りにしてくれよ早くすぐに そんな眼で僕を見ないで辛いから
けれどまた愛想を振りまいては笑ってる 素直になんてなりたくもないし
どうしていいのかわからない 馬鹿らしい
<D>嘘に嘘を重ねて嘘をついて 出来た仮面をまた嘘で貼り付けて
ほら鏡を見て真っ直ぐに見て スーパーボールみたいな目をした
作り笑顔がそこにはいるよ
<C>わかってくれなんて言わないよ どうせ人は 心を分け合えやしない
だけどそばにいて名前を呼んで 怖いから 愛しくなるくらいに憎らしい
どうにかなりたくはないから また笑う 馬鹿らしく また笑う
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