こんにちは!一川航輝と申します。
営業という仕事を続けていると、不思議な感覚を覚えることがあります。
成果というものは、数字が確定した瞬間や契約書に印鑑が押された瞬間に生まれるのではなく
その少し前、誰かの表情がふっと柔らかくなった瞬間にもう決まっているような気がするのです。
初めてお会いしたときは、少しだけ警戒心を持っていた相手がいます。
質問を重ね、言葉を交わし、こちらも肩の力を抜いて話しているうちに
その人の目の奥にあった曇りが少しずつ晴れていく。
その変化は、春先の朝に窓ガラスへ差し込む光のように、とても静かです。
私は営業を「売る仕事」と考えたことがあまりありません。
目の前の人が抱えている課題を一緒に眺め、その輪郭を少しだけはっきりさせる仕事なのだと思っています。
だから答えは資料の中やプレゼンテーションの巧みさではなく
相手が安心して本音を話し始める、その少し手前に隠れていることが多いのです。
笑顔も同じでした。
大きく笑う前には、必ず口元が少しだけゆるむ瞬間があります。
その小さな変化を見逃さなければ、「この提案なら一緒に前へ進める」という空気が自然と生まれていきます。
私はその瞬間が好きです。
数字では測れないけれど、仕事を続ける理由としては十分すぎるほど価値があります。
結局人は人によって動かされるのだと思います。
どれほど優れた提案でも、そこに信頼がなければ届きません。
そして信頼は派手な言葉ではなく、小さな積み重ねの中で育っていくものです。
今日もまた誰かと向き合いながら仕事をしています。
契約という結果を追いかけるのではなく、その少し前にある笑顔を探しながら歩いていけば
不思議なくらい道は間違えません。
答えはいつも、誰かの笑顔の少し手前に、静かに待っているのです。
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