如夢幻泡影(にょむげんほうよう)



【A1】
如夢幻泡影(むげんほうようのごとし)
望まぬ荒れ野を行く
烏の群れの中に
汚い猫が見える

【B1】
雲の行き先
水の流れ
手を伸ばしては
霞に消えゆ


八風に揺れ乱れ
咲く時を知らず
月と語っては
三千の闇に生く

【A2】
松樹千年翠
迷い至っては妄想
左手のない猫
眼に鱗がない

【B2】
柳は緑
花は紅
一輪の花を猫は差し出した



【D】
誰かと問えば
不識と笑い
道を尋ねれば
廓然無聖と応ず

【ラスト※】
夢幻の地に咲いた
徒花だとしても
左手のない猫よ
私を捨てて行け






【A1】
むげんほうようがごとし
のぞまぬあれのをいく
からすのむれのなかに
きたないねこがみえる

【B1】
くものいきさき
みずのながれ
てをのばしては
かすみにきえゆ


はっぽうにゆれみだれ
さくときをしらず
つきとかたっては
さんぜんのやみにいく

【A2】
しょうじゅせんねんのみどり
まよいいたってはもうぞう
ひだりてのないねこ
めにうろこがない

【B2】
やなぎはみどり
はなはくれない
いちりんのはなをねこはさしだした



【B3】
だれかととえば
ふしきとわらい
みちをたずねれば
かくねんむしょうとおうず



【ラスト※】
むげんのちにさいた
あだばなだとしても
ひだりてのないねこよ
わたしをすてていけ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

如夢幻泡影

閲覧数:308

投稿日:2012/02/16 00:28:16

文字数:600文字

カテゴリ:歌詞

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