揺らいだ視界が語る
遠くもない過去の話

最後に聞こえた声は
嘆きと悲鳴と諦めの言葉

空が唸り
土が燃えて
星を静寂に没めた

頬を伝う黒い雨だけが
大地を叩く音を鳴らす

残された追憶たちの緩やかな終幕
錆びついた語り部たちのエピローグの続き

いずれ全て塵に還る
やがて終わりゆく運命

営みの灰だけが
雨に湿るこの場所で

いつかまた空に描く
降り注ぐ光を
溢れる命を

この想いを歌にしよう

軋む身体を震わせ
仮初めの魂が叫ぶ音で紡ぐ調べ

地の果てで生まれたささめきの歌
それはまだ小さな欠片に過ぎないけれど

地の果てに芽生えたおぼろげな夢
いつの日か未来にこの歌が届きますように

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アフターマス

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投稿日:2018/03/24 22:55:37

文字数:298文字

カテゴリ:歌詞

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