【A1】
暗く染める　雨雲が
近づいてる　ように
揺らいだ　雫で
また　濡れた

隠していた　本性が
ちらついてる　のなら
重ねた　仮面で
口　塞ぐ

【B1】
遙かな昔から
続いていた
飾りつけた歴史
あぁ ほら　卑しい

【S1】
騙された　心臓が
まだ痛むなら
飲み込んだ　想いも
刃（やいば）に　なる
鋭く

ひび割れた　傷跡が
また埋まるまで
口ずさむ　孤独の唄

【C1】
差し伸べた　その手は
まだ届かない

～間奏～

【A2】
胸で刻む　心音が
煩わしい　のなら
重ねた　理屈で
耳　塞ぐ

【B2】
分かり合えたフリで
交ざりあった
上辺だけの縁（えにし）
あぁ また　虚しい

【S2】
吐き捨てた　愛情に
まだ縋（すが）るなら
かりそめの　言葉も
涙に　なる
沁みゆく

描き込んだ　絵日記が
また埋まるまで
胸の中　音鳴らした

【C2】
抱きしめた　その手は
まだ届かない


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以下、平仮名。（）内は1音で2文字です。


【A1】
くらくそめる　あまぐもが
ちかづいてる　よおに
ゆらいだ　しずくで
また　ぬれた

かくしていた　ほん（しょ）おが
ちらついてる　のなら
かさねた　かめんで
くち　ふさぐ

【B1】
はるかなむかしから
つづいていた
かざりつけたれきし
（あぁ）　ほら　いやしい

【S1】
だまされた　しんぞおが
まだいたむなら
のみこんだ　おもいも
やいばに　なる
するどく

ひびわれた　きずあとが
またうまるまで
くちずさむ　こどくのうた

【C1】
さしのべた　そのてわ
まだとどかない

～間奏～

【A2】
むねできざむ　しんおんが
わずらわしい　のなら
かさねた　りくつで
みみ　ふさぐ

【B2】
わかりあえたふりで
まざりああた
うわべだけのえにし
（あぁ）　また　むなしい

【S2】
はきすてた　あい（じょ）おに
まだすがるなら
かりそめの　ことばも
なみだに　なる
しみゆく

かきこんだ　えにいきが
またうまるまで
むねのなか　おとならした

【C2】
だきしめた　そのてわ
まだとどかない