百貨店の中 7階だったかな
がらがらの喫茶店のソファで アイスティー
街を見下ろす景色に 背を向けて
安心して甘えられるのは 強さなのかな
自立して でも孤立しないこと
繋がって でも依存しないこと
強い人は 甘えたりしなくても良い?
寧ろ 上手に甘えられる人?
「いつか幸せになる」そんな夢から
「今、私は幸せだ」と思える日が来る?
心の奥で ぐずぐずと弱火で煮え立つジャムみたいに
少しずつ熱されて 思いは濃くなっていく
「ちゃんとかき混ぜなさい 焦げるわよ」と
母に言われたのを 思い出す
ごめんなさい
愛される自分になるには どうしたら良いのかな
花丸で 答案を埋めて
賞状で 本棚を埋めて
肩書で 履歴書を埋めて
物語を編んで 自分を良く見せられるように
寂しさを とじこめて
見えないフリして なかったことにして
そして焦げついた
一度焦げ付いたら 洗うのは大変で
自分の身近にある愛にも 必死で気づかなかった
日の光に照らされた 飲みかけた紅茶は
ガラスのコップの中で べっこうあめみたいに
黄金色に輝いていたけれど
浮かんだ氷は 透明に溶けかけながら
今にも消えてしまいそうだった
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