a
何も見えない　この惨状
キミのそばへと　すがりつく
誰もいない闇のなかで
誰か助けて　と叫ぶ
血の気を失って　くキミ
ボクには　何もわからない
どうしてこんな目に合うの
どうして運命は

ｂ
笑い　泣いたり　平凡な日々を
共におくること
たった　それだけ　そんなことさえも
奪われていく！

ｓ
世界の渦の中で
生まれたボクの存在
なぜここまでしてまで
ボクのすべてをしばりつけるんだ！
溢れ出す想いほほつたう
世界はそれすら許しはしないけれどね
この運命　色のなき道に
この身のすべては
逆えるハズなく…

a
キミはこれで15人目
ボクは友を　また失くした
日に日に力増すこの身
死刑宣告　同然…！
老若男女　関係ない
近づくだけで　死の運命
事故や病気や自殺やら
ボクに触れたら最後…！

b
別に　望んで　なんかいないのに
ボクに触れるだけで
独り　孤独に　取り残されてく
ボクの運命

ｓ
一人また一人減る
ボクに近づき消えてく
ボクのこの力だけ
嘲笑うように暴走する
ボクの腕の中で消えてく
幾人の友は
皆笑って消えてった
苦しくて　閉じこもりきった
ボクの心に刻んでいくかのよう…

b
奪い　続ける　だけの身体は
世界の欠陥だ
今は　太陽　光にさえも
拒まれられてる

ｓ
もう、ほら　独りぼっち
世界から見放された
これじゃあまるでボクは
物語に出てくる死神だ…！

たった一度でいいよ
ボクの願いかなえてよ
一日だけでいいの
誰かボクを人（ヒト）にしてください！
空回りする　ボクの願い
届くことなんて　ないとわかりきってても
もういやだ　独りでいるのは
だから今日もまた友を見つけに行く…