ああ、そうだ僕には何かを望むなど、
そんな祈りさえも失くして。
ねえ、どうか君だけは善意に穢されても、
穏やかに笑えないでいて。
夕景、アスファルトを濡らす。
美しいフィルムの銀塩にこびりつく、
褪せた空洞を愛せたなら。
いつか、穏やかに笑いながら揃えた
靴を僕は変えられた?
残響、こぼれ落ちた。
色鮮やかに飛び散る君、支離滅裂な言葉でつなぐ。
もう二度と会えなくとも、ずっと一緒に在れるように。
この指が目が耳が、君を憶えているのに、
頭蓋の内側からさえ、滲んでぼやけて――。
ああ、そうだ僕には何かを望むなど、
そんな祈りさえも失くして。
ねえ、どうか君だけは、善意に穢されたら、
君のために怒ってよ。
微睡、終わらないで。
色鮮やかに飛び散る君、支離滅裂な言葉でつなぐ。
もう二度と会えなくとも、ずっと一緒に在れるように。
この指が目が耳が、君を憶えているのに、
頭蓋の内側からさえ、滲んでぼやけて――。
色鮮やかに飛び散る君、支離滅裂な言葉でつなぐ。
もう二度と会えないけど、ずっと一緒に在れるように。
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